机上空論

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【シノビガミ】首魁データで遊ぼう 比良坂編

 本作は、「著:河嶋陶一朗冒険企画局新紀元社」が権利を有する『忍術バトルRPG シノビガミ』の二次創作作品です。

 

 どうも千夜一夜です。最近肌を焦がすようなバチバチ足りていますか? わたしは足りていないです。そろそろ殺意の高いシノビガミしたいです。

 それはそうとシノビガミには各流派に首魁と呼ばれるNPCがいます。そして首魁は下位流派であったとしても例外的に秘伝忍法を修得することができます。……これは遊ぶしかないな!! そういうことで首魁の文章を読み解きながらキャラクターを作ってみました。ちょうど流派ブックシリーズが順次刊行されているので、こちらもそれに倣って比良坂から作っていきます。

 因みに作るのは下位流派の首魁だけです。上位は首魁であるメリットが薄いのと、シンプルに頭領はデータが重くてやる気が起きない。

 

 

 

常夜

階級:上忍頭

背景:後援者 絆(ウブメ→殺意) しもべの訓練 呪術界 宗家

   死者の声 悪魔憑き 死の気配

忍法:根 呼符(狐狗狸・羽禿) 伊賦夜 神奈備 屍人使い 後盾 屍人使い

特技:仕込み 拷問術 罠術 対人術 傀儡の術 死霊術 呪術

奥義:惟神_黄泉神 (祟り/術式開示:死霊術)

   絶対防御 (護り/防御低下:呪術)

 

 根や屍人使いで手に入る従者を人柱で使い捨て、それを伊賦夜で再利用する。呼符は状況に応じて震々持ちの狐狗狸を呼び出すか、羽禿の蛮歌で忍具を潰すかを選べる。大量に従者が減ったら黄泉神で補充する。奥義破り対策に神奈備。最初に大量の従者を連れ込めていれば起動まで持つやろ(楽観)。もう片方の奥義は複数体攻撃で従者を一掃されることへの対策で護りの絶対防御。

 絶対防御の指定特技はパーソナル的に呪術一択。

 空衣を入れた方がより酷くできるが比良坂と姓にある以上、末裔や他流派の血は使わないと決めたので不採用。後援者としもべの訓練は実益重視だが、それ以外の背景はイメージ重視。呪術界と宗家は完全にフレーバー。死の気配は重たい背景だが、後盾でデメリットは多少和らげている。

 特技は常夜の条件的に死霊術と奥義用の呪術。あとは忍法の指定特技を取っていくが、遊芸は傀儡の術と近すぎるのとイメージがあまり湧かなかったので対人術で代用。他人への印象を操作するって書いてあるし、絶対に呪的なそれでやっているやろ!! 罠術も絶対に赤眼っぽい呪いとかかけているやろ、の精神。仕込みは呪術仕込んでいるやろ!、拷問術は呪術使ってなんかそれっぽいことやってるやろ!! つまりほぼ呪術。

 

醜女衆

階級:中忍頭

背景:魔人 日々の鍛錬 梟雄

   顔なき女

忍法:黄泉軍 辱 風饗 禍津日 黒御簾

特技:手裏剣術 骨法術 詐術 傀儡の術 異形化 瞳術

奥義:不死身 (目覚め/回数制限:異形化)

 

 名前の横に堂々と「黄泉軍」と書かれている卑那呼さん。しょうがないので黄泉軍を中心に組み立てた。奥義の使用前と後で動きが変わる。使用前は黒御簾でデバフのかかった黄泉軍を当てて回避デバフを累積させる。その後、目覚め不死身で火力を上げて回避デバフのかかった相手を長射程の黄泉軍で狩る。辱はキャラクター的に必須だったので持たせた。コストは重いが禍津日でなんとかする。

 奥義の指定特技は戦闘時に巨大化するところから異形化。

 長所はわりと実用性偏重気味。中忍頭だから枠が少なくて遊んでいる余地があまりない。その分短所の顔なき女はフレーバー的にいい感じ。

 特技は黄泉軍・風饗の指定特技の傀儡の術・骨法術と奥義用の異形化。櫛や桃を投げても逃げれないと語っているので、投擲系の回避用に手裏剣術。せっかく顔隠しているなら顔を見せるときに発動する系は熱いよねってことで瞳術。最後に配置的に詐術か調査術を取ろうとしたときに、自分より強い男を常々探しているのに未だ見つけられていないので調査術はないかな~、というわけで詐術。我ながら酷ぇ決め方だな……。

 

公安隠密局

階級:上忍

背景:特別措置 身分 協力者 情報屋

   政治的対立 疑心暗鬼

忍法:沈黙 怪文 琴鳥 揉消 暁 内偵

特技:縄術 砲術 分身の術 詐術 経済力 死霊術 呪術

奥義:範囲攻撃 (くらまし・撃ち/射程低下・術式開示:呪術)

   絶対防御 (くらまし/防御低下:死霊術)

 

 コンセプトは究極の情報戦特化。忍法と背景の長所はほぼ全て情報戦に関係するものになっている。その分、戦闘は奥義頼りになっている。しかし沈黙とくらましで-3になった範囲攻撃と絶対防御はシンプルに強力。

 特技の詐術・経済力は忍法の指定特技と後述の理由との兼ね合いで。あと表向きは公安調査庁なので縄術と砲術でそれっぽい感じに。雰囲気多忙そうなのと揉消用で分身の術。死霊術と呪術は公安隠密局が神託や呪術に頼らない組織なので、作った本人は神託にも呪術にも当然通じているだろうという認識。特に呪術は明記されてしまっていたので絶対に外せなかった。それで謀術まわりの特技が歪んだ。死霊術は比良坂の中枢にあたる常夜の条件である点での選択。

 奥義の指定特技もむしろ比良坂に連なる家系という部分を押し出した形。最終手段として戦場に出てきたときに使うものが、頼らないようしていた生まれ持ったものってなんかカッコよくない?

 

麝香院総合病院

階級:中忍頭

背景:時の旅人 梟雄 後援者

忍法:内縛陣 改霊 虹海月 朽木 試練

特技:針術 刀術 毒術 九ノ一の術 人脈 結界術

奥義:不死身 (定め・目覚め/回数制限・体質異常:毒術)

 

 最初は日計を使った猛毒軸を考えていたが、比良坂ブックで追加された弱点「毒の吐息」が集団戦ダメージであったことと、日計で組んだところ首魁でなくても組める……というより秘伝忍法を入れる枠がなかったという点、そして試練があるので朽木虹海月は比良坂でやるのが最も出力が高いが他にやれそうなのがいなかったという3つの理由でこうなった。

 改霊による消費を虹海月ですぐに取り返すことが出来る。基本的には痛打と連撃を取得する感じになる。虹海月は味方を補助する使い道もあるので流儀にも忠実。

 奥義は体質異常が使えたので展開が早い場合のブーストも兼ねて2重改造不死身。指定は毒匠に因んで毒術。

 背景の時の旅人はすごーーーく迷った。普通はナシだが、朽木虹海月のパッケージが非常に魅力的であったことと悦楼の雰囲気が胡散臭いのでワンチャンあるんじゃね?で通した。これが通るなら梟雄はそりゃ通るでしょうね。

 特技は美貌と流派の条件から九ノ一の術。「毒娼」から毒術。医術は毒術と近すぎるので不採用。医者っぽい要素は針術と刀術に押し付けたつもり。あとは病院が自身のテリトリーであるという結界術と、権力者へのコネがあるという人脈。全てにこじつけが出来ているのが偉い。

 

外事N課

 無☆理

 

 一般人の作成ルールでは特定の流派に属するということがなく、一般人だから首魁としての旨味がない。そしてなによりパーソナルから方向性が全く決まらなかった。

 異質感が半端ないからキャラクターとしては面白いんだけどね……。

 

 

まとめ

 首魁データは普段できない構築が出来て楽しいなぁ!! キャラクターのパーソナルが既に存在しているのでそこから逆算して作るのは普段やらないので新鮮でした。(普段は構築を決めてから合うキャラクターを考える派)

 どの構築もそれなりにいい感じのコンセプトと実用性を兼ねることができたので満足です。なにかの機会に首魁出したいってなったらご自由にお使いください。わたしも身内卓で軽率に使う予定です。