本作は、「著:北沢慶/グループSNE、KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作作品です。
(C)Group SNE 「ソード・ワールド2.0/2.5」
どうも、千夜一夜です。今回は妖精召喚について考えます。理由は身内キャンペーンで使っているPCがそろそろコンプレーションを使い始めるから。まさかのフェアリーテイマーが理由ではないという。
妖精一覧
土 | 水・氷 | 炎 | 風 | 光 | 闇 | |
3 | ムリアンの群れ | ヴァンニク | エインセル | ウィル・オー・ウィスプ | エインセル | |
5 | メネフネ |
メネフネ ウィリ |
エコー | スプライト |
シェイド ウィリ |
|
7 | ノーム | ウンディーネ | サラマンダー | シルフ | ケットシー | ケットシー |
9 | ドライアード | フラウ | パック | クーシー | クーシー | |
11 | ドモヴォーイ |
ペリ ドモヴォーイ |
フィルギャ | フィルギャ | カロン | |
13 | ジイリッハ | ムスペル | ジイリッハ | ニンフ | レーテー | |
15 | スカディ |
スレイプニール スカディ |
アマルテイア | アマルテイア | ||
17 | タイタン | ミーミル | イフリート | ジン | ティタニア | メイヴ |
妖精解説
評価:A 常に強い
評価:B 適正レベル帯では優秀 or 特定状況では高レベルでも使用可
評価:C 微妙
評価:D よわい
+は加点要素がある場合に付与される。
サモンフェアリー
レベル2時点では妖精召喚がランク3を使う唯一の手段になる。
ウィル・オー・ウィスプ B
レベル2のウィスパーヒールは範囲回復なので、単体回復のプライマリィヒーリングを使えるのは偉い。ちゃんと魔法拡大/数も持っている。癒しの空間を生かすために前衛に突っ込ませたいが、本体は柔らかめ。
MP11でプライマリィヒーリングを6回使えるので、レベル3でも出番はある。
ムリアンの群れ C
2.0からガッツリ弱体化されている。単体でもHP10未満なら群れの攻撃よりもストーンハンマーの方が多分強い。
サモンフェアリーで出てくる妖精では一番硬いので壁としてはそれなり。
ヴァンニク D
アイスボルトを使えるが、ターゲッティングはないので乱戦に突っ込ませないと誤射る。魔力も初期作成と同程度なのでわざわざ使いたいとは思わない。
エインセル D
火力としては論外。デバフも判定が……。
サモンフェアリーⅡ
レベルより1つ上のランクを使える利点が3契約に潰される。ここから固有能力やMPを大量に消費する必要がある魔法が使えるかどうかが重要になってくる。
エコー B++
こだまが強力なため、高レベル帯でも活躍できる妖精。魔法制御はないので範囲魔法をこだますると事故が起きるので注意。
その性質から真っ先に狙われる。1ラウンド守れるかどうかは相手の能力や初期配置などの条件に依存することも多く、安定した活躍はさせづらい。しかしダブルキャストを取得したらおまけのように召喚できてしまうのでデコイ性能も含めてB++。
スプライト B
バーチャルタフネスを使っても余る程度にはMPがあるので回復させるなら割とお得。以降、光妖精は雑に初手バーチャルタフネスが出来るので評価が高くなる。
メネフネ C+
ボトムウォーキング・ハードウォーター最安値。複数人に撒くなら召喚した方が結果的にMPを温存できる。高レベルでも需要はあるかもしれないので加点。運よく生き残ったらストーンガードでも使えばいいんじゃない?
ウィリ D+
基本的にはメネフネの劣化だが、属性が違うのでメネフネの代わりになることがある。メネフネに求められている最低限の仕事はこっちでも出来るので加点。
シェイド D
闇のランク5以下はデバフしかない。何気に魔力が高めでPCよりも高くなることもあるが、通るか分からないデバフよりも優先することがあるだろう。
サモンフェアリーⅢ
ケットシー A+
ブレイブハート最安値なので、高レベルでも採用の価値あり。光との複合なのでブレイブハート使用後でも回復やバーチャルタフネスで腐りにくい。
さらに鷹の目や魔法拡大/すべてを持っているのも優秀さに拍車をかけている。超高レベル帯になるとダブルキャストで出てこれるのも強い。
ノーム D+
サモンフェアリーⅢで最大のHPと最大の防護点を持つ壁。このレベル帯はケットシー以外が酷すぎて相対的にノームがマシに見える。
ウンディーネ D
アイスボルトは誤射るし、チルレインは味方を巻き込む。バフもメネフネで十分だし、こいつは何ができるんだ?
サラマンダー D
フレイムアローは誤射るし、ファイアブラストは味方を巻き込む。魔力が特に高い訳でもないので召喚せずに殴った方が強い。
シルフ D
なぜか魔法拡大/数がない。
サモンフェアリーⅣ
ダブルキャストで呼び出せる限界。
ドライアード A
ストーンウォール最安値。最大で14枚。魔法拡大/すべてもあるので、離れた場所に複数枚同時に生やすことも可能。ヒュースのエスクード無双かな?
ダブルキャストでギリギリ召喚できるが、そのレベル帯だと流石に対処される。対処を強制しているともいえるから十分現役だが。
クーシー B
光&闇の有用性はケットシーで証明済。それを一回り強化した形になる。何気にサモンフェアリーⅣで最硬だったりする。
ケットシーとは違って鷹の目と魔法拡大/すべてを持っていない点は注意。
フラウ C+
アイスウォールを7枚まで生やせるところが評価点。火力としてはターゲッティングも魔法制御もなく、魔力も低めなので無し。
ちなみに11には水・氷の妖精がいないのでコンプレーションで呼べる水・氷の最大はコイツになる。
パック C+
足回りが良く、遠距離からウィンドカッターを撃てる。ミサイルプロテクションの最安値だが、ここまで来ると召喚コストも重め。5体以上に撒くのが1つのライン。
刃武器に強そうだが、刃武器相手でもクーシーの方が硬い。
サモンフェアリーⅤ
コンプレーションで呼べる限界。
フィルギャ B+
後衛が召喚したのち、魁で前線に突っ込ませて部位数を稼げるのは魅力的。それと同時にバーチャルタフネスやミサイルプロテクションを撒けるので、上位の妖精が召喚できるようになった後でも活躍する場面がある。
適正レベル帯で光妖精としての仕事もキッチリとこなせる点も評価できる。
複数宣言やルーンマスターはないのでマルチアクションは使わせてもらえない。
ドモヴォーイ B
ついに魔法制御を獲得する。しれっと鷹の目もあるので、特技枠がキツイPCよりも柔軟にターゲットを取れることも多い。取り巻き相手なら五分くらいには抵抗を抜けそうな魔力なのもいい。
因みにドライアードよりもストーンウォールを出せる数が減っている。
ペリ C+
ドモヴォーイの互換。ドモヴォーイ同様に魔法制御と鷹の目があり、魔力も同等。土がないのでできることは減っているが、属性の縛りが緩くて召喚しやすいところが差別点。ドモヴォーイが召喚できるならそっちに越したことはないが。
カロン D
闇はデバフ以外にできることが少ない。同レベルの妖精より少しだけ魔力が高いが、それでもレベル10の魔法使いと同程度。自力で抵抗を抜けるならその方が早い。ブレイブハートを撒くのもケットシーで十分というのも痛い。
サモンフェアリーⅥ
ニンフ B
癖のないシンプルな光妖精。魔法には光の守り、近接には飛行があって割と硬め。バーチャルタフネスⅡが解禁されているのも強力。
ジイリッハ B
ルーンマスターがあるので、マルチアクションを使いつつ派手に魔法を使える。抵抗が抜けそうなら制御クラックあたり、抜けないなら拡大/数ジャイアントキックと使い分けが利くのも嬉しい。
レーテー D+
トータルサニティ解禁。ブレイブハートを使っておけばそもそも必要ないが、なんやかんやで欲しい場面が出てくる可能性はある。でも自力で使えるならわざわざ召喚しないので、専ら6契約用。
ムスペル D+
な"ん"で"制"御"が"消"え"る"ん"だ"よ"!!
炎の突進が形状突破であることだけは少し珍しい。
サモンフェアリーⅦ
3ターン継続する最上級の召喚魔法。1つ上にフェアリーロードがあるので3ターンをどれだけ有効活用できるかが重要。
アマルテイア A
光&闇という支援能力の高い組み合わせに加えて、豊穣の角杯が狂った性能をしている。豊富なMPにバーチャルタフネスⅡとアルティメットヒーリングもあるので、ヒーラーは完全にアマルテイアに任せて、本体はコンジャラーやアルケミストでガンガン支援するのが良さげ。
スカディ B
ルーンマスター・マルチアクションに加えて、凍てつく槍で攻撃回数がとても多い。火力枠としてはフェアリーロードが目の上のたん瘤なので、継戦能力で差をつける。
スレイプニール C
スカディと比較して魔力と足回りを強くした代わりに、手数と水・氷属性をはく奪されて大分見劣りする。疾風移動が特徴的なのと水・氷と契約せずに済むことを活用できれば……。
フェアリーロード
最上級の召喚魔法。サモンフェアリーとは違って1ターンしか持たないので、マリオネット推奨。全員2部位なのも特徴。
ジン A
最強火力。2回攻撃・2回宣言・マルチアクションの標準装備に加えて連続攻撃と補助動作ダメージを持っている手数の鬼。おまけに魔力まで高い。
メイヴ B+
ブレイブハート撒きとしてのコスパは最悪だが、そのついでに相手のMPをガンガン削りつつ、最大110点の広範囲必中魔法ダメージを与える。闇の繭は魔法ではないので味方を対象から外せないことだけは注意。
タイタン B
殴り上げるで相手を飛ばせるのが最大の特徴。ストーンウォールを使えることも含めてクソマップクリエイターしているが、流石にこのレベル帯だと相手も壁を無視する手段が多い。対処に手番を使わせるのも戦術ではあるが。
イフリート B
炎ってだけあって、魔法火力はトップ。単純な手数ではジンに劣るので高火力魔法をどれだけ押し付けられるかが重要。
ティタニア C+
高速詠唱で1ターンに200点回復できるが過剰気味。基本的にはアマルテイアで十分だが、パーティーが壊滅したときの立て直し能力は頼りになる。
ミーミル C
氷温の荒海は補助でダメージを与えつつ、近接拒否できる。でも魔法じゃないので魔法制御は乗らない。範囲に対して移動力が低いのも難点。
まとめ
- 光妖精は便利。
- ブレイブハートが欲しければケットシーが安い。
- ドライアードの壁生成能力が極めて高い。
- フィルギャは初動の部位稼ぎとバフ撒きを両立できる。
- デコーはエコイ(?)。
- 火力を出すならドモヴォーイ・ジイリッハ・ジン。
大体こんな感じ。召喚型フェアテは本体が召喚以外の妖精魔法はほとんど使わないなら、6属性契約で召喚できる種類を増やした方が便利そうだ。召喚型が制御取るかって感じだから、カオス系が使える利点は薄いけど。
それはそうとモンストラスロアにあるフィルギャとアマルテイアの絵はとてもかわいい。