本作は、「著:北沢慶/グループSNE、KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作作品です。
(C)Group SNE 「ソード・ワールド2.0/2.5」
どうも千夜一夜です。ドーデン博物誌で軽業判定で回避できる流派が生えたので色々考えます。
そもそも軽業判定とは?
スカウトorレンジャー + 敏捷。足場の悪い場所を移動するための判定で、所要時間は1分。金属鎧を着ていると-4修正。
新秘伝 アクロバティックアボイド
ドーデン地方で追加された流派「アルショニ軽身跳闘法」の秘伝「アクロバティックアボイド」は1ラウンド1回だけだが、回避を行うときに代わりに軽業で判定を行えるというものだ。さらにアクロバティックアボイドⅡになるとおまけがついてくる! お得!!
アクロバティックアボイドの影響
端的にいえば、スカウトとレンジャーが中衛技能になった。金属鎧は着れず、回避も1回だけなので前衛として動くには少し心もとないが、それでも前に出る選択肢があるという事実が大きい。
非金属鎧以上の制限はないので、下手なフェンサーやグラップラーよりも前衛として優秀というパターンも十分にあり得る。特に不屈とポーションマスターを持つレンジャーの前線維持力は高い。
特に影響の大きそうなビルド
ソーサラー+スカウト
ソーサラーとスカウトで鎧の制限が被っており、広範囲魔法をファストアクションで連射することで初手に取り巻きを大きく削ることができる相性のいい組み合わせ。*1 アクロバティックアボイドとブリンクを併用することで1ラウンドに2回回避できるため、場面を選べば前でも戦える。MP消費が馬鹿にならないので常用するべきではないが。
シューター+スカウト
射手の体術と交換できる可能性がある。これまで中衛として取っていたなら貴重な戦闘特技枠を1つ空けられて爆アド。
前衛シューターはこれまで通り射手の体術を取ることになる。また、シューターには鎧の制限がないので金属鎧を着られることは射手の体術の明確な優位な点。
前衛コンジャラー+レンジャー
ナイトメア以外の種族は回避ができるようになったのでシンプルに強化。ナイトメアの場合は非金属鎧ルートになるため、防護点を下げて回避権を得る形になる。ナイトメアの高ステータスを活かせはするが、どうなんだこれ?
スカウト+レンジャー+セージ
探索特化ビルド。戦闘においてはポーション投げヒーラーとして立ち回ることになるが、回避能力が生えてできることが増えた。虚弱な後衛を守る壁として頑張ろう。
フェンサー+スカウト
回避そのものよりもアクロバティックアボイドⅡの回避時効果に注目した型。ターゲットは挑発攻撃で集める。回避時効果がかなり強力で魔法を誘いやすいため、精神抵抗はできるだけ高くしたい。
「浮身のパレオ」でフェンサー技能での回避よりも高い固定値を確保できているなら、ラウンド毎に当たってはいけない類の攻撃をかわすためにも使える。
まとめ
流派は戦闘特技に幅を持たせてくれるので新たなビルドの指針になってくれるということで毎度大変ありがたがっているのですが、今回は戦闘特技どころか技能の価値を大幅に上げてくるとはこのリハクの目をもってしても読めなかった!!
ドーデン博物誌には軽業で回避する「アルショニ軽身跳闘法」以外に、ガンで投げやカウンターをする「キングスレイ式近接銃撃術」やドルイド強化の「フィノア派森羅導術」などの流派が収録されています。ここまで読んだら買え(ダイマ)。
それはそうと、次の博物誌は処理や管理が面倒な割にランダム対象で安定せず、それを補おうとすると貴重な特技枠を圧迫し、そこまでしても効果がさして魅力的でないジオマンサーが強化されるんですよね???
*1:もっと流行ってもいいと思う