机上空論

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【シノビガミ】親友

 どうも、千夜一夜です。私立御斎学園の秘伝に親友という忍法があるのですが、これは個人的にあらゆる忍法の中でもダントツの最強だと思っています。その割には考察がないので思考を垂れ流します。

 

親友について

 親友の効果を簡易的に説明すると、条件を満たせば特定のキャラクターの攻撃忍法とサポート忍法を自分も使えるようになるというもの。詳しくは基本ルルブのP103を見ろ。この特定のキャラクターは背景の師匠でも構わないので、これを利用するのが親友型の基本系。

 親友の対象としての師匠と親友の条件を満たすための絆が必須。上忍環境で運用するなら宗家も必要になり、背景枠の圧迫が大きいのが欠点。上忍頭になったら2枠解放されるが……。

 手番を使わないために電撃作戦から戦果で条件を満たすことが多い。

 

親友のメリット
  • 使える忍法枠が増える

 上忍の忍法枠は6枠あるので、単純に親友と起動用の電撃作戦を引いても4枠増える。おまけに接近戦攻撃も付く。師匠の階級を上げればさらに枠が増える。

 

  • 他流派の忍法を複数同時に使える

 親友は御斎の秘伝だが、師匠の流派は自由に決められる。そのため実質2つの流派に属しているような構築にすることができる。

 

  • 他流派の上忍秘伝を使える

 師匠は少なくとも上忍以上なので、上位流派を選択すれば当然上忍用の秘伝忍法も取得できる。これを使えること、そしてセッションごとにリビルドで大きく方向性の違うキャラクターに出来るので対策がしづらいというのが最強と考える点。

 

  • 同名忍法の取得制限を抜けられる

 痛打開祖痛打を取るとき、なぜ開祖が必要になるか。それは原則、一人のキャラクターが同名の忍法を取得できないという制限があるからだ。師匠は別のキャラクターなので、開祖が要らないどころか開祖含めた3重使用が出来る。

 

  • 残光に強い

 完全に副産物だが、師匠がサポート忍法を取得しているので直接消せない。影斬・大鋸は親友を消されるので無理。

 

サンプル

忍法錬成型

本体

 流派:私立御斎学園 上位

 背景:師匠 絆 宗家 末裔

 忍法:羅眼 貪狼 偸業 戦場の極意(平地) 転校生(逆鱗) 親友

 奥義:追加忍法(巡らし/回数制限 電撃作戦・流転)

    不死身(定め/回数制限)

師匠

 流派:斜歯忍軍 上位

 背景:なし

 忍法:忍法錬成 変形(内縛陣・万華鏡) 一見 機忍 影分身 望郷 御斎魂

 奥義:範囲攻撃(撃ち/回数制限)

    絶対防御(くらまし/防御低下)

 

  とりあえず上忍で構築。師匠は一見が欲しすぎて上忍頭。極意と逆鱗で判定に+2し、羅眼・影分身・変形を3でも成功させる。プロット前忍法で固めているので、プロットの位置に融通が利く。ただし流転と望郷のタイミングは上がること。なんやかんやで一見が手に入るので上記の+2と合わせて奥義には強め。

 メインフェイズでは師匠に戦闘を挑み、師匠に奥義を使わせる(範囲攻撃を使用した後、絶対防御で本体を守る)。そして勝利して偸業で忍具を取り、貪狼で一見と偸業を入れ替える。この貪狼コンボは頻出なので覚えておくこと。

 奥義は師匠のものを流転で引っ張ってくることになる。どっちの奥義が必要か、また不死身を切ってでも両方欲しいかは相手を見ながら決める。これもよく使う手筋。

 師匠の忍具は本体の判定の保険に遁甲符を1つ持たせておこう。

 

 

白竜型

本体

 流派:私立御斎学園 上位

 背景:師匠 絆 宗家 末裔

 忍法:凶手 水師 戦場の極意(水中) 配下 転校生(業火) 親友

 奥義:追加忍法(巡らし/回数制限 電撃作戦・流転)

    判定妨害(驚き/回数制限)

師匠

 流派:鞍馬神流 上位

 背景:なし

 忍法:修羅 白竜 誘導 凶手 連撃 開眼

 奥義:絶対防御(くらまし/防御低下)

    不死身(定め/回数制限)

 

 業火+白竜で全体7点をねじ込む型。水中と連撃で命中率も十分。水晶眼は背景枠の関係で取れないので、凶手*2でスぺ値を下げる。親友型にしては珍しく貪狼がないので、分かりやすい。しかしそもそも親友型は初心者向けではない。

 奥義は足りていない防御札を重視。判定妨害は攻めにも使えるのでうまく使おう。

 

 

神奈備

本体

 流派:私立御斎学園 上位

 背景:師匠 絆 宗家 他流派の血

 忍法:流転 電撃作戦 解説 貧狼 御斎魂 親友

 奥義:判定妨害

    絶対防御

師匠

 流派:比良坂機関 上位

 背景:なし

 忍法:万華鏡 神奈備 策戦 禁術 沈黙 口寄せ

 奥義:範囲攻撃(撃ち/射程低下)

    完全成功

 

 神奈備から奥義をブンブン振り回す。本体が流転を持っているので奥義を臨機応変に変更しながら戦うことが出来る。沈黙は所持しているだけでも奥義破り-1の効果がある事実上の装備忍法なので取り得。

 メイン戦闘で師匠の奥義を見ることになるので解説で遁甲符が手に入る。メイン戦闘ついでに口寄せ貪狼で忍獣からよさげな忍法を剥ぐ。無痛・自動反撃あたりがおすすめ。

 火力自体は上忍にしては控えめ。-5の撃ち範囲はあるが……。どちらかといえば相手のしたいことを妨害しながら立ち回る感じになる。

 

 

逆転型

本体

 流派:私立御斎学園 上位

 背景:師匠(上忍頭) 絆 末裔 隠蔽

 忍法:学園の七不思議 忍法乱舞 月影 頑健 忍鎌 貪狼

 奥義:追加忍法(巡らし/回数制限 流転・電撃作戦)

    不死身(目覚め/回数制限)

師匠

 流派:私立御斎学園 上位

 背景:なし

 忍法:学園の七不思議 帝釈天 万華鏡 夜叉 内縛陣 親友

 奥義:不死身(定め/回数制限)

    判定妨害

 

 まさかの師匠が親友持ち。師匠から貪狼で親友を貰っていく。師匠が上忍頭になっているが、元々宗家で9点持ってかれていたので誤差。本体の流派はぶっちゃけなんでもいい。今回は完全にネタに走った。シンプルな忍法置き場としても親友は優秀。

 

まとめ

 親友型の強さは取れる戦略の幅にあると考える。そのため、手の内をお互いに知り合っているような身内のキャンペーンに持ち込むと器用に立ち回ることができる。唯一、問題があるとしたら親友型を使えるほどの潤沢な功績点使用を許されるレギュレーションかどうかってところくらいか。

 あとは使用前にはGMに一言。ルール上は問題ないはずだけどアレな型だから、GMが勘弁してくれというなら大人しく諦めるのじゃ。